クサガメ卵とウズラの卵
先日、暖かい日に、朝の10時くらいから亀たちを日光浴させていました。
するとクサガメ女子のうち1匹が、ゴーヤのプランターを後ろ足で掘り始めました。
ゴーヤのプランターを産卵床に選んだようです。
10時〜16時までのあいだに、6個産みました。
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かなり深く掘っていて、鉢底石に紛れ込んでいました。
しかも、すごくしっかり踏み固めてあって。
スコップで卵を掘りおこすとき、土がみっしり固かったです。
クサガメってマイペースに、頑張りやさんです。
クサガメの卵といえば。
スーパーで手に入るウズラ卵パックを孵化させるのが流行った(?)時期がありました。
2017年頃かな?
当時世間でウズラ孵化ブームが佳境だったところへ、私も影響を受け、やりたくなってしまい。
妊娠初期でつわりがゆううつなさなか、主人に内緒でウズラパックを買いにイト◯ヨーカドーへ。
ウズラブームのせいか、なんと、イト◯ヨーカドーではウズラが売り切れていました。
仕方がないので駅前のしみったれた(!)雰囲気のスーパーへいくと、たくさんウズラパックがありました。
ウズラ2パックを手に帰宅後、孵化活動を開始。
亀たちのエリアのはじっこで、ウズラのあたためと湿度調節、ウズラを数時間おきに回転させる日々が始まりました。
こっそり、ウズラを回転させに部屋へ忍び込むたのしみ。
ウズラが孵化したら、生まれてくる子どもと一緒に育てようとか、
ウズラがいっぱい孵化したら、鳥を飼いたいと言っていた母にもあげようとか、
いろんな夢を胸に膨らませていました。
しかし…。
2週間たっても、20日たっても、ウズラの卵にヒビが入ることはありませんでした。
あ〜あ、やり方がへたくそだったのか、
それとも、無精卵しか入ってなかったのか…。
原因はわかりません。
☆
当時、つわりによる吐き気やめまい、においがだめで焼肉も魚も食べれないつらさのなかで、ウズラ孵化は私にとってひとつの希望でした。
日常生活の中でうきうきわくわくすることを発見するのは、生きる醍醐味そのもの。
うんざりする灰色の妊娠初期の生活を、ウズラが一瞬でカラフルなものにしてくれました。
結局ひとつも孵化はしなかったけれど、このウズラ卵の画像を見ると、
このときの自分の妊娠の喜びとつわりの激しいつらさ、そして体が思うように動かないなか、ウズラ孵化を想像して心は跳ね上がったことを思いだします。
ウズラ、ありがとう。
私がつわり期間を誰にも八つ当たりせず乗り越えられたのは、あなたたちのおかげです。
ウズラ孵化は、叶わなかった永遠の夢です。
いつか子供が大きくなったら、また挑戦するかもしれません…。