こんなものには価値がない-18

2018年7月14日

さいきんカサンドラ症候群という言葉を見かけます。

夫が発達障害でも妻はそうではないときの、夫婦間のズレを周囲に理解してもらえない苦しみをそう言うそうです。

我が家では、おそらく父が強烈な発達障害だったんじゃないかな、と思っています。




父は、何度も何度も何度も何十回も転職することになっても、
経理という職業に固執し続けて、50歳まで就職活動の連続だったのです。

母はずっと、
急に父の借金が発覚したり、
義父のお金を盗んだり、
母の私物を勝手に売ったり、
生活費も学費もすべて母に頼りきり、
なのに亭主関白…

だけど一生懸命生きている、
そういう父の意味不明さに、ずっと苦しんでいたのだと思います。

50歳になって経理の仕事に就けなくなって、嫌々タクシーの運転手になったら、突然稼ぎ始めたのですが…。

こういう、
ひとつのことに固執しまくるエネルギー、
適職につければ一気に能力開花、

過去のいやな記憶を鮮明に思い出し、毎日脳内で再現VTRして無関係の家族に怒鳴るのに、

それで家族が不快な思いをするということが理解できない…。

まさに一般的な発達障害そのもの、という感じでした。
(父は病院に行くのをすごく嫌がったので、診断が下されたわけではないんですが)

私は性格的に父とよく似ているので、発達障害の気はあると思っています。
でも飽きっぽいので、父ほどじゃないかもしれません。




とにかくなにをどうしても、家族が嫌がることを一切やめない父と、
諦めてしまって父になにも注意しない(できない)母と、
起立性調節障害の私が母の代わりに父にたくさん怒らなければならなかったこと。

どうして同じ日本語を話しているのに、

何度も何度も同じことを言ってるのに、通じないの??

という苦しみ。

もう、話しても無駄だと思い、父と目も合わせなくなるし、
口もきかなくなって。

父自身は家族に嫌われている、ということは理解できるので、
年々どんどん不機嫌になり。

私が20歳の頃には、1日中、近所に聞こえるほどの大声で怒鳴ったり叫んだりするようになりました。

ひとりごとも増えていきました。
(これすっごくいやでした…)

近所の人に避けられて、回覧板も回ってこなくなってしまい…。

父を嫌がる近所の人たち、宗教団体の人たちをつかまえては、
私と母がどれだけダメか、ということを言いふらすようになっていきます。

父がおかしいとわかっているけど、母は弱りきって、すっかり父のいいなりになってしまい。

こんな気味の悪い家、健康だったら出るのに、という、当時の自分のもどかしさ。

でももし自分が家を出て行ったら、毎日、父は母を怒鳴り続けるだろう…。

(私がいる場所では、父は母をそこまで恫喝することはなかったのです)

周囲にまったく理解されない苦しみ。

きっとあれはカサンドラ症候群だったのだと思います。

私も、母も。

毎日毎日わいてくる、、複雑な思いすべてにフタをして、アシスタントの仕事に没頭していたのでした…。



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